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2007年マニフェスト評価(少子化) 印刷 Eメール

少子化

「言論NPOの評価基準」をみる

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内容
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内容
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1.評価の視点

この分野の評価は、以下の4点を評価の視点とします。

(ア)女性が労働市場参入に向け、自己実現や働くモチベーションを確保できているか

(イ)「男性は外で働き、女性は家を守る」ことを前提とした社会システムの組み換え

(ウ)子どもや子どもを持った親を、社会的にサポートする仕組み

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2.評価結果



総計 30点 / 100点中

1.形式要件  18点/50点中


■ 「理念や目的は書かれているか」  10点/10点中

少子化対策は自民党マニフェストでは、「美しい社会と暮らし」のために「活力・チャンス・優しさをキーワードに日本人がチカラを発揮できる社会」との考え方の下に置かれています。

また、「女性と子育てにやさしい社会をつくるために」、「2030年以降の若者人口の大幅な減少を視野に入れ、本格的に少子化に対抗するため、すべての子ども、すべての家族を、世代を超えて国民みんなで支援する「国民総参加の子育てに優しい社会」の実現を目指し、「子どもと家族を応援する日本」という重点戦略を策定する」との全体理念もみられます。
それに加え、「子どもを持つこと、育てること自体に喜びや大きな価値を感じることができる社会」、「働く人が子育てとの両立など仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のとれた生き方を選択できる」社会といった理念も、明確に示されています。

■ 「目標設定の明確性」  3点/10点中
何をどうすれば上記理念が実現するかという目標設定は薄いですが、個別施策については、「放課後子どもプランの全小学校への普及」、「待機児童の解消」といった目標設定もみられます。

■ 「財源の裏付け」3点/10点中
乳幼児加算を一律1万円にし、育児休業給付を4割から5割に引き上げたこと、保育所の受入れ児童数を平成16年度までに15.6万人増加されたこと、など既に実施した施策の宣伝は数字を挙げて具体的です。しかし、
その上にさらに講じる施策については、支援制度の充実など予算数値に関わる具体的な記述はなく、財源も示されていません。

■ 「ロードマップは描けているか」  0点/10点中
約束している施策に具体性はあるが、ロードマップが示されているものはありません。

■ 「目標実現のための施策・手段の体系」  2点/10点中
数値は抜けているものの、いかなる状態の実現に向けて、どのような施策を講じるかについては明確で、一応の政策体系性は認められます。

2.内容(実績基準)  12点/50点中


■ 「課題抽出の妥当性」  8点/20点中
(ア)については、今回のマニフェストには男女の雇用均等の視点は明示されていませんが、女性の労働市場への参入を確保する効果が期待できる、働く女性やその子育てをサポートする施策メニューは豊富です。
また、(ウ)については、「子育てを地域社会で支える体制づくり」との課題設定がされています。
しかし、(イ)については、そこまで踏み込んだ課題設定はみられず、(エ)の視点はありません。

■ 「課題解決の妥当性」  4点/20点中
(ア)や(ウ)については、盛り込まれたそれぞれの施策にはそれなりの効果があると考えられますが、基本的に、「重点戦略」の策定はこれからであり、自民党としての本格的な少子化対策が、今回のマニフェストに提示されているわけではありません。

■ 「課題解決の指導性」  0点/10点中
(ア)や(ウ)については、盛り込まれたそれぞれの施策にはそれなりの効果があると考えられますが、基本的に、「重点戦略」の策定はこれからであり、自民党としての本格的な少子化対策が、今回のマニフェストに提示されているわけではありません。

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総計 35点 / 100点中

1.形式要件  20点/50点中


■ 「理念や目的が書かれているか」  7点/10点中

「子どもたちの未来に責任」とのキャッチフレーズだけ
であり、それをどのような理念で実現するかは示されていません。
『「20歳まで」安心して育てられる「20項目」を「平成20年」までに達成』という目標設定は、達成時期を定めるなど、具体的でわかりやすいです。

■ 「目標設定の明確性」  7点/10点中
マニフェストには、①児童手当の支給対象の中学3年までの引上げ、②その次の段階として支給額の倍増、③出産育児一時金を35万円から50万円へ引上げ、の3本が示されているだけです。数値的には具体的ですが、それらによって目指す成果の目標設定はありません。

■ 「財源の裏付け」 「ロードマップは描けているか」  6点/20点中
財源は示されず、時期や手順などのロードマップはありません。
もっとも、上述の「平成20年」までに達成という達成時期の設定があるものもあります。

■ 「目標実現のため施策・手段の体系」 0点/10点中
マニフェストが、政策体系と呼べる内容を備えていません。

内容(実質基準)  15点/50点中


■ 「課題抽出の妥当性」  5点/20点中
前述の具体的措置を提示しただけの公明党のマニフェストには、①~④のような課題抽出は全く示されていません。

■ 「課題解決の妥当性」  10点/20点
これらは、子育て・出産をサポートする上で何らかの効果が期待できますが、課題抽出が示されていない以上、実質評価は困難です。

■ 「課題解決の指導性」  0点/10点中
また、多額の財源を必要とするこれらのばら撒き措置について、財源を明示していないのは、責任与党としてのあり方を問われます。

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総計 39点 / 100点中

1.形式要件  23点/50点中


■ 「理念や目的は書かれているか」  0点/10点中

「子どもたちの未来に責任」とのキャッチフレーズだけ
であり、それをどのような理念で実現するかは示されていません。

■ 「目標設定の明確性」  5点/10点中
「子どもたちの未来に責任」とのキャッチフレーズだけ
であり、それをどのような理念で実現するかは示されていません。

■ 「財源の裏付け」10点/10点中
財源については、①は所要額約6兆円、③は少なくとも960億円の予算を確保といった数字を明記し、「扶養控除や配偶者控除、配偶者特別控除を見直すことによって生まれる財源を子育て支援策などの社会保障財源とする」としている。

■ 「ロードマップは描けているか」  8点/10点中
ロードマップについては、⑥の「子ども家庭省」の設置に政権獲得後すみやかに着手し、これを施策推進の中心機関とするとされている。

■ 「目標実現のための施策・手段の体系」  0点/10点中
一定の目的の下に個別政策を体系化、目的整合性を示すといった努力はなされていません。

2.内容(実績基準)  16点/50点中


■ 「課題抽出の妥当性」  7点/20点中
評価の視点(ア)については、女性の労働市場への参入を確保する効果が期待できるような、働く女性やその子育てをサポートする施策のメニューが豊富に示され、また真の男女平等のための基盤づくりや、ワークライフバランスの実現の上で雇用における男女の均等待遇も盛り込まれています。
さらに(イ)についても、性別によって「かくあるべき」との固定的な性別役割分業意識の問題に触れています。ただし、(ウ)については、明確な視点の設定はみられず、(エ)の視点もありません。


■ 「課題解決の妥当性」  5点/20点中
(ア)については、盛り込まれたそれぞれの施策にはそれなりの効果があると考えられます。ただ、真の男女平等のための基盤づくりについて、男女平等教育や積極的差別是正措置などが掲げられていますが、その効果は未知数です。
(イ)については、重要なのは、現行のような役割分担を前提に設計されている現在の社会システム全般の組み替えであり、そこまで踏み込んだ解決策への展望はみられません。

■ 「課題解決の指導性」  4点/10点中
全体的に予算ばら撒き的なマニフェストとの印象を与えますが、約6兆円との「子ども手当て」の予算規模などを明示し、子育て対策の財源を税の各種控除措置や行革によって賄うてとしている点は評価できます。しかし、これら税制上の見直し措置や「行革」によって具体的にどの程度の財源がどう賄われるかについて、その担保は明示されていません。

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