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<評価の視点> 日本の外交戦略全体に問われていた、そして今後も最も問われる最大の長期的課題は、 ①日本が80年代のピークを越え、その後の経済停滞を経て、社会が少子高齢化していく流れの中で日本の国際的影響力は低下していかざるを得ない。それをオ フセットするものをどこに求めるのかを見極め、明示すること、そこから、国際社会における新たな存在を内外に対して示していくこと。 その下で、中期的な課題は、 ②日本の国際的影響力をどう維持していくか、そのために何を日本は売り物にするのか、戦後の「平和主義」の中身を何につなげていくのか、そのような文脈の 下に、国際社会との協調、世界の平和と繁栄への貢献、人類共通の課題解決への寄与を通じて、日本という国の存在をいかに再構築するか。 が、大きな意味で問われる全体的な外交課題である。 以上を前提に、前回総選挙以降の4年間の政権に特に問われていた外交課題は、次の6つだったと総括される。 (1)日米同盟の維持発展 (2)中国・インドの台頭が目覚しく、他方で日本の相対的な地位が低下する中にあって、世界の成長センターであるアジアの安定をいかに維持し、それとの関係を強化するか (3)その中で、アジアや世界の活力の活用によって日本の経済活力を維持・発展させていくための国際戦略をどう構築・推進していくか (4)世界の平和と繁栄(環境など地球規模での問題解決や途上国支援などを含む)に向けた国際貢献を各分野でいかに推進するか (5)冷戦体制終了後の世界の安全保障の概念変化に、日本の安全保障政策をどう適応させ、国際平和協力国家としての役割を果たしていくために必要な安全保障の論理立てを確立し、現実に進行する事態に対処していくか (6)様々な確実性やリスクの高まる国際情勢下で、日本の総合的な安全保障(軍事、経済、資源、食料など)をいかに確保するか 以上の点を踏まえ、外交・安全保障についての評価を行う。 |







