3日目全体会議:劉洪才氏あいさつ 印刷 Eメール


劉洪才(中国共産党中央対外連絡部副部長)

  たいへんよい季節に、しかも大きな状況変化のさなかに今回のフォーラムは開催され、深い議論ができたと思います。今後の中日関係やアジアの未来についても大きなヒントを得ることができました。今回のフォーラムは、政府と専門家だけでなく、国民の世論にも大きな影響をもたらすでしょう。
 日中間には、異なる意見と共通の目標があります。目標とするところは、共通利益の実現ですが、そのためにはメディアの役割が重要です。メディアは客観的報道に努めなければなりません。感情的にならず、理性的に報道することが必要です。
 今年の四川大地震の時に、日本のメディアの報道は客観的なものでした。また中国側の報道も、日本の救援活動を大きく伝えました。これら双方の報道によって、世論は肯定的な理解をすることができたのです。
 その影響もあってか、今回の世論調査の結果、中国側では将来の中日関係に楽観的という人が一般で
8割、学生で6割と大幅に改善されています。ただ、日本側では一般で3割、有識者で5割と逆の結果になっているのが残念です。両国政府やメディア、知識人にはまだまだ努力が必要なのでしょう。
 中日関係は、両国国民だけでなく、アジア、そして世界に影響を与えます。中日両国はパートナーとして平和安定、協力互恵、
win-winの関係でなければいけません。協力する分野は経済にとどまらず、金融、科学技術、文化などさまざまな交流が必要です。
 私の所属する対外連絡部は、世界の政党と交流する部門で、日本では自民党、民主党、公明党などと交流しています。
 現在、日本の自民党は総裁選を行っており、近々総選挙も行われると聞いておりますが、日本の政府がどう変わろうとも中国の方針は変わりません。戦略的互恵関係は、堅持されます。これは政治家だけでなく、両国国民の望むところでもありましょう。

 私は今回のフォーラムに参加して、ますます自信を持ちました。新たな成果を収め、互いに発展し、未来に向けて努力していきましょう。